お姫様のような母親と一緒に太陽の前に現れた小さな王様――それが、流星だった。<br />外国の血を引く繊細に整った容貌と、誇り高くまっすぐで、嘘やごまかしのない性格。<br />そのせいで周囲から浮く彼をほうっておけず、いつだって側にいた。<br />けれど、部活の合宿先で偶然会った流星は、太陽が知らない顔をしていて……。<br />闇夜に迷う心を照らす、一等星の恋。<br /> その後の二人を描いた書き下ろし「真夜中の虹」も収録。<br />