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色悪作家と校正者

ポストに白い封筒を、大切にそしてどこかうれしそうに微笑みながら投函する正祐の姿を目撃した大吾は、まったくもって面白くない。
時は夏至、文壇は賞レースのまっただ中、ただでさえ不愉快な時期なのに。
「私は手紙が好きです」。
恋人はそう言って、三ヵ月もそっと文通を続けていたらしい。
しかもその相手ときたら……!? 書き下ろしでは、二人の舌戦の俎上に夏目漱石が。
書を愛するすべての人に贈る、大人気シリーズ第三弾!!




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