愛されオメガの婚姻、そして運命の子
十八世紀、ロシア。
オメガでありながらアルファと偽り皇太子を演じるリクは、従者のニコライに密かに想いを寄せていた。
幼い頃は優しかったのにリクを庇って傷を負って以来よそよそしくなってしまった彼は、今は秘密を知る数少ない者として粛々とリクの発情期の熱を受け止めている。
それがもどかしくてならないリクだが……? 一方のニコライは、誰より愛しいリクを守るため、女帝とある約束を交わしていた。
帝政ロシアが舞台の、年の差オメガバース・溺愛主従ロマンス。
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