声を聞かせて
’魔物’を執拗に求める王弟デューカからエトを匿うため、国境近いサリの故郷へと逃れた一行。
精霊使いと魔法使い、互いの力を入れ替えられたサリとラルフを元に戻してもらうには、エトのバクである白銀に頼むしかないからだ。
そうして始まった人里離れた静かな山での三人の生活は、慣れぬことばかりであったものの穏やかだった。
やがてラルフは騒がしい精霊たちの声に馴染んでいくが、サリはなかなか魔法を使うことができない。
一方、エトは二人には秘密で白銀を呼び出していて……?
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