倫敦花幻譚
十九世紀、大英帝国ヴィクトリア朝。
ネイサンがニュージーランドから帰国した時、ロンドンではシダの観賞が大流行していた。
『シダ狂い(テリドマニア)』の間では、幻のシダの花の伝説まで流布する始末。
だが、その花が咲く場所を偶然知って見に行ったネイサンは、同行したレベックから、それが悪魔の支配下にあると聞かされる。
そしてウィリアムが十年前のある事件を調べた時、この’幻のシダの花’が関係してきたことから……? 比類なき公爵家のプラントハンターと奇蹟の花々をめぐる物語、第四弾!!
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