史が駅でたまに見る彼は、その日センスが行方不明な格好をしていた。<br />そして目が合うなり「きみは俺を知ってるんじゃないのか」と史に縋ってきた。<br />記憶を奪われ魔法使いにされた彼は、自分を唯一知る人物をしあわせにしないと普通の人間に戻してもらえないと言う。<br />急に「願いを」と乞われた史は、戸惑いつつも咄嗟にあることを申し出てしまい……? 記憶喪失の魔法使い×訳アリ青年、しあわせ探しのラブ&エロス!