幼いころから、皆といても独り温度が違うと感じていた。<br />なつかの身に起こる出来事ひとつひとつに、何を感じ、どう考えるのか。<br />これまで描かれなかった「なつかの心の声」が全編に響き渡っています。<br />自分のことをいちばんに愛してくれている養父母、おじいちゃん、良一先生、百合奈、ユースケ、老人、そして実母の存在。<br />長い反抗期を通りぬけた先に、なつかがたどり着いた「自分の居場所」とは。<br />