争いのない世界を目指して――。<br />僕は、ペガサスの霧に包まれた荷馬車に乗って、不思議な少女イズミと地球を旅だった。<br />壮大なスケールで描かれる本格SF小説。<br />まことしやかに言い伝えられている噂があった。<br />「銀河系の中心には、人と人とが思いやり、幸せを分かち合いながら暮らせる星がある。<br />その星にたどり着くには、いつ現れるかわからない、2頭のペガサスに引かれた『荷馬車』に乗ればよい」と。<br />