特異点を超えて
山野祐介は、将棋の天才少年で高校1年生、現在はプロ棋士志望の奨励会員(プロ棋士の卵)だ。
現在、三段リーグに在籍している。
祐介は、小学生名人として、将来の大器と期待されながら奨励会に入会し、その後も三段リーグまで順調に昇段していたのだが、2期連続で負け越してしまい、四段(プロ棋士)を目前に足踏みをしていた。
そんな折、第3回電王戦でプロ棋士がコンピューターの将棋ソフトに完敗したのを見てショックを受ける。
プロ棋士になるべく努力をしても、手ごたえが感じられない自分。
その「プロ棋士」が、コンピューターよりも弱いかもしれないという事実。
自分がコンピューターを追いかけることになるのだとしたら、そこに意味はあるのか――。
悩める少年の葛藤を描いた正統派青春小説!【登場人物】山野祐介…高校1年。
奨励会員で三段リーグに在籍。
山野美咲…祐介の姉。
現在大学1年生。
生命科学を専攻。
井原大樹…祐介の親友。
数学オリンピックでメダルを取った天才。
石森…祐介の師匠。
プロ八段でA級に所属したこともある。
小島…祐介の兄弟子。
プロ六段。
※この作品はフィクションであり、実在したあるいは現存する人物・団体・国・機関などとは一切関係ありません。
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