楠田文人の「月龍」シリーズ、第二弾の後編。<br />嵐の中、船から海に投げ出された月龍が見知らぬ浜辺で目をさますと、そばにはアレクサンダアが立っていた。<br />「浜に打ち上げられたのは、俺とお前だけだ。<br />食い物を探しに行こう」。<br />幸い、近くに人が住んでいる家があり、老婆が住んでいた。<br />しばらく休ませてほしいと頼むと、藁葺小屋を使えと言う。<br />二人は、そこで寝泊まりしながら船を作り、元の場所に帰ることにした。<br />