1927年、詩人は34歳。<br />年間121回の朗読会。<br />移動また移動。<br />避暑地ヤルタでの忙しい夏に叙事詩『ハラショー!』は完成する。<br />残された時間は少ない。<br />予告した『とてもわるい』は散逸し、『声を限りに』は未完に終わり、ついに本作が最後の長詩となる……。<br />