1917年、十月革命。<br />「認めるか、認めないか、そんな問題は私には存在しなかった。<br />私の革命である」。<br />24歳の詩人は、成就したばかりの革命のために「必要なことは何でもやる」意気込みで仕事にかかり、やがて三幕の戯曲を書き上げる。<br />ユリウス暦の翌18年10月25日、演出家メイエルホリドと美術家マレーヴィチが革命一周年を記念して、この戯曲を舞台にかける……。<br />翻訳家・小笠原豊樹の遺稿となった新訳版。<br />谷川俊太郎序文。<br />日本翻訳家協会特別賞。<br />