1924年1月21日、レーニン逝く。<br />極寒の赤の広場をうめる群衆の中に詩人はいた――ぼくは倖せだ。<br />ぼくはこの力の一部分。<br />目から流れる涙さえ、みんなの涙だから。<br />詩人は逡巡の後、革命二百年史の英雄叙事詩を4月に着手し、10月に書き上げる。<br />