中世の頃よりヨーロッパに伝わる伝説。<br />見た目は女性だが実際は女性ではない「超女性」という存在に、惹かれていく比呂子。<br />ある日超女性の研究をしている知人に肖像画を見せられ驚愕する。<br />そっくりというよりまるで自分そのものに見えた。<br />場所や宗教を超え、自分の存在につい考えてみると、幼いころから母に聞かされていた話を思い出していた。<br />果たして比呂子は現代版の超女性なのか。<br />