中山道塩尻宿の亭主・小野吉左衛門が語り、塩尻口留番所役人吉江助右衛門とその父八郎座衛門が語る故事の数々。<br />松本藩水野家の俊英宮部一跳が元禄五年の秋二夜にわたって著した珠玉の名著が、三百余年の眠りから目覚める!