「直木賞の時に戻ってきます」あの日、この場所で交わした約束があった。<br />時を超えて受け継がれる想い――渾身の感動長編、堂々の完結。<br />辻村深月が本当に書きたかった物語! 昭和46年、新館への建て替えを経た東京會舘。<br />緊張で肩を震わす舞台女優、東日本大震災の日、直木賞授賞を知らされた父子......。<br />永遠に流れる時間――優しさと慈しみに満ちた物語は、ついに終章(フィナーレ)へ。<br />