人間
初の長編小説にして代表作、誕生!!絵や文章での表現を志してきた永山は、38歳の誕生日、古い知人からメールを受け取る。
若かりし頃「ハウス」と呼ばれる共同住居でともに暮らした仲野が、ある騒動の渦中にいるという。
永山の脳裡に、ハウスで芸術家志望の男女と創作や議論に明け暮れた日々が甦る。
当時、彼らとの作品展にも参加。
そこでの永山の作品が編集者の目にとまり、手を加えて出版に至ったこともあった。
一方で、ハウスの住人たちとはわだかまりが生じ、ある事件が起こった。
忘れかけていた苦い過去と向き合っていく永山だったが――。
漫画家、イラストレーター、ミュージシャン、作家、芸人……。
何者かになろうとあがいた季節の果てで、かつての若者達を待っていたものとは?
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