決断を迫られたスティアは、憧れ続けた憧憬を望む。<br />王族の務めを捨てても、いつか芽吹いた想いを成就させるために、黒き獣の手を取った。<br />責任と蠱惑的な声に揺れるスティアに、その手は告げる。<br />『歩け』と。<br />小さく進む一歩は、その手によって大きな未来へと向かう。<br />