実業家の娘・百目木佐穂、17歳。<br />今日は彼女の誕生日パーティーが開かれている。<br />多くの人がお祝いしてくれるがその場に『彼』の姿はなかった。<br />内心がっかりする佐穂だが、父はちゃんとサプライズを用意していた。<br />「どうぞ、今宵のお姫様」差し出された花束――その相手は初恋の彼、光堂福望その人だった。<br />