雪庵流華道家元の娘・東雲藤乃は、あるデパートで偶然に見た書作品に一目惚れする。<br />そんな中、看板屋と名のる青年、月岡清光が仕事の依頼を受け東雲家に訪れた。<br />その青年があの書作品の作家と知った藤乃は、さらに清光に惹かれていく。<br />しかし、気になる彼には親しい女性がいた……。<br />そして藤乃は、老舗旅館の若旦那からプロポーズされる。<br />