大事典シリーズ
聾唖の魔法使いポムグラニットと使い魔のあひるの雛、彼女を主人としている二冊の魔導書は、マンドラゴラで生計を立てるいつもと変わらない日常を送っていた。
そんな秋のはじめ、馴染みの行商人が特殊なマンドラゴラの売り込みにやってくる。
ルネは「特に危険なマンドラゴラだ」と固辞するものの、『六芒星を冠した大角鹿の紋章』の言葉に折れ、本で賑わう町、メリメーに行くことに。
そこで待っていたのは、魔法魔術大事典ヘーニルと、彼がポムグラニットに課す試練だった。
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