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細雪の降る頃に?最後の恋の始め方?

六年間、片想いをしていた相手が、綺麗な女性と結婚した。
披露宴から帰ってきた鴫野ささめは、マンションの前で大学時代の後輩、東雲日向と二年振りに再会する。
同棲中だった彼女に振られて追い出され、行くあてがないと言う日向。
寒空の下に後輩を放り出すのも忍びなく、なによりひとりで失恋の痛みを抱えることがつらくて、ささめは日向を居候させることに。
優しく明るい日向に、ささめは徐々に失恋の傷を癒されていくのを感じる。
しかし、彼にとってそれは受け入れがたいことだった。
初めての恋に破れてしまった痛みも、まだ彼のことが好きだということも、永遠に忘れたりしない。
忘れることに罪悪感さえ覚える――そんなことが永遠に続くと、ささめは思っていたのだ。
自身の感情の変化に戸惑うささめに、日向は「先輩のことがずっと好きでした」と告白してきて……。
一途で料理上手な後輩わんこ×失恋したての甘党美人の、雪降る夜の恋物語。




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