雛子の初恋は、隣に住むお兄ちゃん。<br />十二歳年上で、優しい眼差しの人。<br />けれど、雛子が中学を卒業する頃に結婚して家を出た。<br />早く忘れようとしたけれど、初恋の面影はなかなか消え失せてくれない。<br />それから七年。<br />離婚して、隣の家に戻って来た。<br />雛子の胸が再びときめく。<br />