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その温もりに、触れたくて。

うだるほどに暑い夏、穂積はユウと名乗る幽霊に憑かれてしまう。
すぐに霊媒師に頼み、しかるべき処置を施してもらおうと提案するが、ユウは断固拒否。
あげく、穂積のことが好きだと言い出す。
一刻も早く、顔立ちと発散している冷気以外にとりえがない幽霊をはらおうとする穂積。
しかし塩もお守りも神社も効かないユウは、べったりと貼りついて離れない。
どうして穂積が好きなのか、未練はなんなのか、そもそもどこまで記憶があるかなど、一切を明かさないユウの真意とは。
そして、「僕に犯されてると思いながら、イってね」と自慰行為の手伝いまで始めたユウに、穂積は――。
美形(セクハラ)幽霊×恋愛に消極的な新社会人の恋は実るのか?




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