すみれには、なかなか恋人ができない。<br />会社の同僚から男性を紹介してもらったが、あっけなく振られてしまった。<br />そんなある日、すみれは幼なじみの丈哉と再会した。<br />泣き虫だった頃が思い出されて恥ずかしかったが、幼なじみのポジションは居心地がよかった。<br />このポジションでいつまでも安らいでいたいような。<br />ここから先に進みたいような。<br />すみれの気持ちは揺れ動く。<br />