秋の深夜。<br />翔は、罰ゲームで『売り』をする羽目になり、仲間に指定された男に声を掛けた。<br />相手にされないと思っていたが、本当に買われてしまう。<br />男が抱く気がないと分かり、意地になって挑発する。<br />曽宮のやさしさと男らしさに翻弄されて、初体験をしてしまった。<br />思いが残り、忘れられない夜になった。<br />その後、曽宮に会いたくて街に出たが、探し出すことはできなかった。<br />それから五年後、二人は再会する――