くまのこポーロ
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親子で過ごす、今、この時間が、生きる力になる。
子育てする日々が、いとおしく、誇らしく思える、くまの子育て物語。
親の子離れ、子の親離れできますか? 子育ての最終目的は、親離れできる子に育てること。
そして親は、子離れできるようになること。
その日に向かう日々の積み重ねは、親の、子の、生きる力になります。
親子でいっしょにいられる時間は意外と短いことを、2年間で子育てを終えるツキノワクマの生態が教えてくれます。
親子で過ごす日々がいとおしく、誇らしく思える絵本です。
『野の花えほん』などで人気の絵本作家、前田まゆみ先生最新作。
愛らしいくまの子ポーロの成長の丁寧な描写はもちろん、場面を彩る細密な植物画も必見です!対象年齢:4・5才?。
「あとがき」より:このお話は、マタギと呼ばれる東北地方の猟師さんの間に伝わる「いちご落とし」という伝承をもとに描きました。
子ぐまが1才半ほどになり、子別れの時期がくると、母グぐまは子グぐまを木いちごのなっているところに連れていき、子ぐまが夢中で食べている間に姿を消すというものです。
その時期は、人間でいうと何才くらいになるのでしょうか。
子育て中には、小さな子離れ・親離れのシーンがたくさんあると思います。
そんなときに、親子の会話が生まれるきっかけになることを願って。
前田 まゆみ:大学で英文学を学びながら、洋画家の杉浦佑二氏に師事。
銀行勤めを経て、1994年頃から、作家活動を始める。
植物、動物を中心とした自然科学系の知育絵本をおもに手がける。
ファブリックや雑貨のデザインも手がけ、京都でリネンのショップLINNETの創業、運営にも関わる。
著書に『野の花えほん』『いきもの図鑑えほん』(あすなろ書房)『野の花ごはん』(白泉社)など。
翻訳書に『翻訳できない世界のことば』『誰も知らない世界のことわざ』(創元社)がある。
京都市在住。
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