燦然のソウルスピナ
夫婦ユニット発!「いま胎内に宿っているものは──」。
英雄たちに襲いかかる魔の手!そして、聖母再誕の儀式とは?法王庁の陰謀と運命とヒトとをねじ曲げる《ちから》の存在について知ったアシュレは、ともに戦った仲間とイリスを守るため、カテル島へと身を寄せていた。
数奇な運命に翻弄された旅路の傷と疲れを、シオンとイリスのふたりとともに隠れ家で癒す日々。
奇跡的な生還から、アシュレは本当の英雄への階段を昇り始めようとしていた。
そんな中、イリスが体調を大きく崩した。
その原因がイリスが懐胎した「《ねがいの仔》」にあることを、シオンは見抜いていた。
イリスが宿した存在は、あの日、廃王国の底で降臨した「ヒトならざるなにか」なのだと。
予断を許さぬ状況に、アシュレは決断をしなければならなかった。
いまイリスの胎内に宿るものを、この世界に出現させてしまってよいものかどうか---。
蕗字 歩(ろじあゆむ):小説を奥沢一歩(おくさわいっぽ)、絵を蕗ノ下まほそ(ふきのしたまほそ)が担当する夫婦ユニット。
大阪府在住。
本作にてデビュー。
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