絶海の南の孤島に生きる‘彼’と‘彼女’。<br />その‘彼’に誘われて‘僕’もその島で暮らすことになる。<br />3人はこれまでの現実社会での生活を棄て、丸裸で、自然に採れるものを食べ、‘彼女’を共有し、人間とは何か、性とは何か、生とは何かを模索する。<br />理性と狂気と幻覚が交錯する。<br />この世は夢か現か。<br />3人の男女が行きつく先は……?第2回 丸山健二文学賞受賞作品。<br />