四十七歳、バツイチで娘と暮らし、経営する雑貨店も順調な瞳子は、ふと、過去の恋愛を振り返る。<br />二十歳での演劇かぶれ男との初体験。<br />駆け出し社会人のときのマザコン男との恋。<br />転職し、仕事に燃えながらももどかしい不倫。<br />出産後の夫への不満とダブル不倫。<br />様々な出会いと別れを経て、今、恋も仕事もまだ途上――。<br />人生が愛おしくなる長篇小説。<br />