二十一世紀に二十一歳になる二十一人。<br />中学入学の日、クラス担任の先生が発見したその偶然が、僕たちに強烈な連帯感をもたらした。<br />だが卒業して十年後、その仲間の一人が自殺した。<br />僕たちに何も告げず。<br />特別な絆で結ばれていると信じていた人を突然喪った時、胸に込み上げる思いをどうすればいいんだろう。<br />‘生きていく意味’を問いかける感動作。<br />