転入生の瀬戸加奈は、クラス全員の冷たい視線を感じた。<br />加奈が座ったのは‘呪いの席’だったのだ。<br />かつて、その席にいた生徒たちは、自殺したり、ノイローゼになったという。<br />やがて始まった無言電話と、毎日送りつけられる不気味な写真。<br />さらに、被害は加奈の妹にまで及んだ。<br />激しさを増す嫌がらせの果てに、加奈が辿り着いた狂気の犯人とは。<br />