高校三年の冬、学園の女子寮に戻った高瀬千帆は、ルームメイトで同性の恋人・恵の惨死を知る。<br />容疑者は恵と噂があった教師・惟道。<br />だが彼は「酒の瓶を持って河原へ向かう男を尾行していた」と奇妙なアリバイを主張。<br />二日後、隣室の生徒が殺される。<br />再び惟道は同じアリバイを。<br />二年後、匠千暁が千帆の郷里で事件を鮮やかに解く本格ミステリ。<br />