ひとつの家族となるべく、東京郊外の一軒家に移り住んだ二組の親子。<br />それは幸せな人生作りの、完璧な再出発かと思われた。<br />しかし、落雷とともに訪れた長男の死をきっかけに、母がアルコール依存症となり、一家の姿は激変する。<br />「人生よ、私を楽しませてくれてありがとう」。<br />絶望から再生した温かい家族たちが語りだす、喪失から始まる愛惜の物語。<br />