不良の影に怯えながらも、中学校に入学した和光妙子。<br />はじめて同級生に異性を感じた一年生。<br />チェッカーズに夢中になり、恋の話に大騒ぎした二年生。<br />自分の感情を持て余し、親に当たり散らした三年生。<br />そしてやがて来る高校受験……。<br />誰にもある、特別な三年間を瑞々しい筆致で綴り、読者を瞬時に思春期へと引き戻す、おかしくも美しい感動作。<br />