突然手を握りしめられ、彼の手の温かさを知った瞬間、十七歳の苑子は姉・薪子の恋人を好きになってしまった。<br />クリスマスも間近に迫ったある日、二人は薪子を残し駆け落ちしてしまう--。<br />「永遠の恋がきっとあるはず」同じ人に恋してしまった姉妹の切ない三日間。<br />透き通った冬景色に織りなす、真っ白な雪のようにピュアな恋物語。<br />