恋も仕事も順調だった三一歳の怜子は、五年付き合い、結婚も考えていた耕一郎から突然別れを告げられる。<br />失恋を受け入れられず、苦しむ怜子は、最優先してきた仕事も手に付かず、体調を崩し、精神的にも混乱する。<br />そして、友人の「好意」から耕一郎に関するある事を知らされた怜子は……。<br />絶望から再生までを描き、誰もが深く共感できる失恋小説。<br />