「もしかしたら幸せなのかな、このほうが」殺害された女子高校生の遺体発見現場で刑事が洩らすひと言。<br />性的暴行の痕跡はない。<br />怨恨の線で捜査は開始されたが翌日、またもや同じクラスの女子が全裸で殺害された。<br />そして、すぐさま第三の殺人。<br />残酷な女子高生心理と、容赦なき刑事の異常な行動が交錯する大胆不敵な警察小説。<br />『猟死の果て』改題。<br />