破滅と紙一重の博打に勝ち、齢二十三にして四千万の金を得た梨田雅之。<br />代償として極道に襲われはしたが、雀荘で出会った砂押という男の導きで広告代理店に勤めることに。<br />時代は激動の昭和、経済は右肩上がり。<br />だが、その波に乗らない彼は、新たな刺激を欲して社会の裏街道への扉を開けてしまう……。<br />自伝的賭博小説『病葉流れて』新章開幕!