大学で日本史を教える高屋が安請け合いした大手企業の社外取締役就任の依頼。<br />だが、彼を待っていたのは醜い権力闘争と、かりそめの社長の椅子だった。<br />それでも経営の舵取りで自身の存在感を示そうとする高屋を、さらなる男の嫉妬が襲う。<br />彼はこの窮地を切り抜けられるのか? 真のコーポレートガバナンスのあり方を問う、企業法律小説の傑作。<br />