自らの父親をモデルにした最高傑作『血と骨』の原点にして、著者のあまりに凄絶な半生記――破天荒な青春時代。<br />マルクス主義への傾倒。<br />詩への耽溺。<br />事業の失敗。<br />大借金。<br />大阪を出奔し、仙台へ。<br />再び無一文になり、東京でタクシードライバーになる。<br />神をも恐れぬ強大な父親への骨肉の葛藤と、女と酒に溺れた無頼と放蕩の日々を綴る衝撃の回顧録!