無職の二十七歳、大場が衆議院議員になった。<br />二千万円超えの年収、都心の一等地に立つ宿舎、海外視察費約二百万円など、特権を手にして歓喜する。<br />だが、多すぎる議員数や手厚い議員年金など、自身の身を削らずに国民にばかり負担を強いる政治家に次第に嫌悪感を抱き、自ら制度改革に動き出す……。<br />政界の実態を抉る痛快エンタテインメント!