神様のコドモ
あなたはラストページで、戦慄するか? 涙するか?天上界から‘神様の子’が見た、1話3分で読める42の物語。
僕は神様の子。
暇に任せて雲の上から釣り糸を垂らすと、釣れた獲物は、逃亡中の殺人犯だった。
この男、死なすべきか、生かすべきか。
僕は生かすことを選択した。
その方が男にとって地獄だからだ。
(「釣り」より)僕には運命の赤い糸が見える。
余命三か月しかない一人の女性。
彼女の赤い糸が、僕を悩ませる。
僕はハサミを手に取った――。
(「アカン糸」より)夫を亡くした妻は、一万円札に小さなタンポポを描いた。
この一万円札がもし自分の元に戻ってきたら、夫が会いに来てくれる、と願いを込めて。
そして二十五年後――。
(「タンポポ」より)反省しない殺人者には、死ぬよりつらい苦痛が。
虐待を受けた者には、復讐のチャンスが。
そして、愛する人を失った人のもとには、幸せな奇跡が――。
天上界から‘神様の子’が見た、42の物語。
衝撃42連発。
ルール違反の面白さ! 時代が求める才能がたどりついた! 究極のショートショート。
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