「硬いな……さすが未通娘(おぼこ)やの……」祗園の舞妓、十八歳の佳寿はあと半年で年季が明け五つ上の樋口と結婚するという時に、極道の組長である囃子多に陵辱され、処女を奪われる。<br />あらゆる性具を使った調教、緊縛、乳房から秘部にかけての蝶と牡丹の刺青――。<br />羞恥の快感は舞妓を極道の妻へと変化させていく。<br />幻冬舎アウトロー大賞特別賞受賞作。<br />