ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。<br />彼は二人の女性を殺した罪で死刑判決を受けていた。<br />だが、動機は不可解。<br />事件の関係者も全員どこか歪んでいる。<br />この異様さは何なのか? それは本当に殺人だったのか? 「僕」が真相に辿り着けないのは必然だった。<br />なぜなら、この事件は実は――。<br />話題騒然のベストセラー、遂に文庫化!