他人の見た光景が、あるきっかけで頭に浮かぶ能力をもつ神野亮司。<br />不倫相手の瞳にも似た力のあることを知った亮司は、ある日、プレスマシンで圧死した男が最後に見た光景を察知する。<br />脳裏に焼きついた不気味な男とカラスの死骸が結びついた時、亮司は瞳の存在に怯え始める……。<br />選考会で激論を巻き起こした、第4回ホラーサスペンス大賞受賞作。<br />