ヒッキーヒッキーシェイク
「俺たちには、嘘をつく権利がある。
それはでかいほど罪がない」年齢性別ばらばらの4人のヒキコモリたちに、詐欺師が与えた3つの奇怪なミッションは、人間の創造、UMA(未確認動物)の捏造、そして……。
彼らは疑い合い、庇い合い、そして出会わない(だってヒッキーだから! )。
痛快無比「ヒキコモリ推奨エンターテイメント」が、名匠クラウス・フォアマンの装画を得て、ここに開幕!!「ねえ、ジェリーフィッシュって何者なの。
知ってるんでしょう? JJ、正直に答えて」 ヒキコモリ支援センター代表のカウンセラー竺原丈吉(JJ)は、いつも度の入ったサングラスを掛けて場当たり的に喋る、実に胡散臭い男だった。
あるとき彼は、ネットを介して顧客たちを連携させ、アゲハ・プロジェクトなる怪し気な計画を始動する。
「人間創りに参加してほしい。
‘不気味の谷’を越えたい」 当惑するヒッキーたちの疑心は、‘Jellyfish’を名乗る謎の暗鬼を生み、やがてプロジェクトは世間を騒がす事件へと発展していく……。
JJの目的は、金か、カウンセリングか、たんなるヒマ潰しか?そして、ジェリーフィッシュの正体とは――。
著者渾身の傑作エンターテインメント長篇小説!
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