十六歳で不幸な事件に巻き込まれ、心を閉ざして生きてきた美しい女・織江。<br />幼少の頃からその美貌に憧れ、織江の事件を書いて小説家デビューした醜い女・由羽。<br />同作の映画化を契機に再会した二人は感情をぶつけ合いながらも、編集者・尾崎の協力を得て奇妙な共同創作活動を始める。<br />愛されたい、満たされたい……女の執念と嫉妬を描き切った傑作。<br />