青春の彷徨をみずみずしい感性で描く山川健一のデビュー作。<br />レッド・ツェッペリン、闘い、リンチ殺人事件、ジャズ喫茶、バスケット・シューズ、コーラ・ブラウンのストッキング、遊園地……。<br />危機の予感のなかで語られる。<br />失われた70年代への鮮烈なレクイエム。<br />第20回「群像」新人賞優秀作受賞。<br />