異界に迷い込んだ女子大生の千歳は、薬師・零の弟子として働く日々。<br />千歳が弾くピアノは青い光を放つ花を咲かせ、王宮から重宝されていた。<br />ある日、鳥居を越えて来たという腹違いの弟・優に会う。<br />「ごめんって、ずっと、言えなかった」と涙を流す優は、昔、自分のせいで千歳がピアノをやめたことを気にしていた。<br />二人の距離は縮まっていくが……。<br />